「日本初のプロ卓球リーグ」として今年から開幕した「Tリーグ」。
一方で、約40年の歴史を誇る実業団リーグが日本卓球界には存在します。
そう、日本リーグです。
プロ卓球選手として国内外で活躍する一部選手を除き、高校・大学を卒業した多くの卓球選手がこの日本リーグに所属するため、Tリーグが出来るまでは「日本最高レベルの卓球の舞台」となっていました。
Tリーグの発足で「日本リーグ=日本最高レベルの卓球の舞台」では無くなってしまったと個人的には思いますが、男女ともにまだまだ国内トップクラスの選手が日本リーグには在籍しています。
今回は、そんな日本リーグの1試合の「シチズン時計ホームマッチ観戦記」を書いていこうと思います!
ちなみに、Tリーグ開幕戦の観戦記もありますんで、興味のある方は是非ご覧ください!
日本リーグのホームマッチとは
現在日本リーグは男女8チームずつが所属する1部と、男子10・女子7チームが所属する2部が存在し、1年間で前期・後期リーグ→年間王者を決めるプレーオフ(1部のみ)が行われます。
特に1部においては、その前期・後期リーグの中で、「ホームマッチ」というチームの地元での試合を各チーム1試合行うことになっています。
私が今回観戦したのは、「後期日本リーグホームマッチ(シチズンホーム) シチズン時計 vs 琉球アスティーダ」になります。
今回の会場は、東京は田無のシチズン時計社屋の中にある卓球場なので、まさに「シチズンのホーム」!!
逆に、琉球アスティーダは今回の場合「アウェイマッチ」となります。
ホームマッチに行ってみた
世の中はハロウィンで浮かれている10月31日、電車に乗り込んで都心と逆方向に進み、18時前に田無駅に到着。
結構人が多くて驚きました。
単純に帰宅者が多いんですが、その中にチラホラ日本リーグを観戦しに来たような雰囲気の人たちが(笑)
その人たちに付いていく形でシチズン時計へと向かいます!
駅から道なりに進んで社屋に出ると、こんな貼り紙が!
ただ、なんでホームマッチのポスターだけフェンスの裏側から貼ったのか・・・(笑)
なんかお手製感がありますね!
↑の貼り紙に従って社屋に沿って進み、西口から警備員のオジサンに促されて入場。
結構試合開始ギリギリに着いたので焦って写真がボケてしまってますが、無事会場に到着です。
田無駅から徒歩で10分程度と駅近でしたね。
会場となる体育館は2階にあるのですが、そこに向かうまでやトイレにもポスターやお手製の貼り紙が(笑)
こういうところ、なんか好きになっちゃいますよね。
体育館の入り口では、こんな感じでプログラムとシチズンのボンボン(スティックバルーンって言うんでしょうが、こっちのがしっくり来る(笑))が貰えました。
ちなみにボンボンは面倒で膨らまさなかったんですが、結構な人がボンボンで応援してましたね。
着いた時にちょうどシチズン側の練習が終わろうとしていたところだったんですが、見てわかるようにめちゃくちゃ近い!!
ホームマッチは1台進行で至近距離に椅子が置かれる形なので、全日本選手権以上の臨場感、Tリーグの一番高い席並みの近さ!!
更に日本リーグの凄いところは、このクオリティで観戦無料!!
後で触れますが、プレゼントも盛り沢山!!
もっと言うと、LaboLiveで全試合ライブ配信という至れり尽くせり状態・・・
今回は開始時間ギリギリに着いたため椅子にちょうど座れず立ち見となりました・・・
知り合いの情報によると、開場前には2.30人の行列が出来てたとか!
ちょっと脱線
日本最高峰の卓球がこんな至近距離でタダで見られる日本リーグホームマッチ、個人的にはもっと人気が出ても良いと思うんですが、実際は思った以上に観戦に来る人は少ないです。
理由としては、平日の夜に開催されることが多いので予定の都合がつかない人が多い&「そもそも知られていない」という点です。
「でも↑の写真見る感じ、結構人入ってんじゃん!」とお思いでしょう。
実はこれ、シチズンホームマッチだからこそなんです。
単純にシチズンには、全日本選手権で準優勝経験のある神・町選手や、現役日本最強レベルのカットマンである御内選手など花のある選手が他チームよりも多いです。
それに加えて、シチズンには地元のシチズンファン(普通の地元民・シチズン卓球部関係者・地元の卓球スクールに通う子供達など)が多く観戦に来ます。
今回の場合ですと、恐らくシチズン選手に何度か出張レッスンのようなものを受けているんであろう地元の小学生や、町選手のお父さんなんかが来ていました(笑)
ホームマッチ 東京アート 3-0 日鉄住金物流https://t.co/lg01aQaJCc pic.twitter.com/G28BputDOL
— 日本卓球リーグ実業団連盟 (@JTTL_now) October 26, 2018
同じ男子の試合でも、結構人が少ないことも珍しくありません。
この写真は社員ぽい人も結構いますね。
更に今回のシチズンホームマッチで観戦客が多い理由として、シチズンの神巧也選手がTwitter上で行った「#ホームマッチプロジェクト」も大きいのではと個人的に思います。
西武新宿線 田無駅➔シチズン時計 東京事業所まで歩きます!ホームマッチの試合会場までのアクセスです!!#ホームマッチプロジェクト https://t.co/J88UA8o9w8
— 神 巧也 ジンタク (@jintaku32) October 7, 2018
神選手みずから【田無駅~シチズン社屋】の道のりを歩いてみるライブ配信を行ったり
ホームマッチ プレゼント企画 第4弾!
CITIZENロゴタオル★
大・小の2つのサイズ!
僕たちも試合で使っているモデル!プレゼントの抽選方法はまたツイートします!
試合は10月31日 18:15〜
シチズン時計本社にて!!#ホームマッチプロジェクト #卓球 #観戦無料 pic.twitter.com/aTfFu2NRa7— 神 巧也 ジンタク (@jintaku32) October 18, 2018
プレゼントの告知をしたり
ホームマッチカウントダウン⌚
ハロウィンは田無で卓球観戦だっ🎃#卓球#ハロウィン#10月31日#18時15分#入場無料#シチズン時計 VS #琉球アスティーダ#ホームマッチプロジェクト ←詳細はこのハッシュタグから pic.twitter.com/Nahq6e2Vuj
— 神 巧也 ジンタク (@jintaku32) October 27, 2018
カウントダウン企画も
ホームマッチカウントダウン⌚🎃
今回がラスト!!
この人は、、、!?!?笑#ハロウィン pic.twitter.com/l2DjPQLMdN— 神 巧也 ジンタク (@jintaku32) October 30, 2018
最終日はコスプレした監督が登場(笑)
こういう地道な活動も今回のホームマッチ大盛況に繋がったと思います。
試合後の神選手の感想などもありますので、気になった方は是非Twitterで「#ホームマッチプロジェクト」と検索してみて下さい!
観戦記に戻りますと、試合開始時点で目算で400人近い人が体育館の中にごった返してます。
観客はパッと数えてみて400人近くといったところ
立ち見も出ていて大盛況です!
あとメッチャ近い!! pic.twitter.com/Cqdbzhibc8
— しろーとF&TT【卓log会会員】 (@shirotofitness) October 31, 2018
シチズンvs琉球アスティーダ、試合結果は・・・
第1試合 御内健太郎 3-0 東勇渡 (11-9/11-6/11-2)
どちらも安定感のあるプレーをするので長いラリーが度々見られたんですが、東選手側はチャンスボールミスなどが出てしまい、終始御内選手ペースだった印象です。
第2試合 町飛鳥 3-0 久住昭博 (11-8/11-9/11-6)
こちらも第1試合同様シチズン側の選手の方が琉球側よりも安定感が勝っていました。
珍しいバック表のトップ選手である久住選手のプレーは、見ていて時々「そんな厳しい球出るのか!」と驚いていたんですが、結構普通に返す町選手の安定感と言ったら(;´∀`)
第3試合 町飛鳥/上村慶哉 2-1 久住昭博/小澤吉大(11-6/5-11/11-8)
この試合は白熱しましたね!
シチズンは町選手が、琉球は小澤選手が引っ張る形になり、特に小澤選手の独特のバック系の技術&楽しげな試合態度は見ていて面白かったですね。
正直、次の神選手vs小澤選手が一番見たかったので、終始「琉球勝てー!!」って思いながら観戦していたんですが、最後はシチズンペアが逃げ切ってゲームセット。
初めて生で見たけど、琉球アスティーダの小澤選手のプレー、見てて面白い!! pic.twitter.com/s5ybaLBLcX
— しろーとF&TT【卓log会会員】 (@shirotofitness) October 31, 2018
↑のツイート、 小澤選手に試合後にリプ貰えて嬉しかったです(小並感)
時間が平日の夜なので、試合が進むごとに観客が増えていき、最終的には450人とシチズンホームマッチの過去最高人数を記録したとのことです。
観客、400人は超えてますね#日本リーグ#シチズン時計#琉球アスティーダ pic.twitter.com/CeQx12272h
— しろーとF&TT【卓log会会員】 (@shirotofitness) October 31, 2018
盛況ぶりが伝わってきますよね。
ちなみにですが、同じ琉球アスティーダ所属の松平賢二選手、シチズンの久保田隆三選手、TACTIVEの佐野さん・山内選手、山崎アナ、G.C. Foersterさんなんかが有名人としては観に来ていましたね。
試合終了後はプレゼント&サインタイム
試合終了後はシチズン選手MCでのプレゼントタイムに突入。
なんと入場時に貰ったプログラムにシールが貼られていた人には豪華景品が!
★プレゼント企画の内訳★
サインポスター ×33
Tシャツ ×2
背番号入りキーホルダー ×25(選手5人×5)
タオル ×3(大1 小2)
ユニホーム ×1
スペシャルプレゼント ×1合計〈65点〉のプレゼント!
いつも通りだと約300人の来場なので、約5人に1人は貰える計算(^^♪
— 神 巧也 ジンタク (@jintaku32) October 20, 2018
見ての通り超豪華です。
繰り返しますが、このクオリティで観戦無料です。
ちなみに、プレゼントの一つが町選手のお父さんに当たり会場の笑いを誘いました(笑)
ちなみに私は、慌ててプログラムを確認するものの何のシールもない真っ白なMY PROGRAMがそこに・・・( ^ω^)
当選者は選手たちから直接商品が貰えます。記念撮影してる人なんかもいたかな。
実際には該当者が名乗り出なかったプレゼントもあったので、それに関しては大ジャンケン大会が開かれました!
私はプログラムもハズレてジャンケンも全く勝てず、とりあえず運には見放されてるようです・・・
また、今回は森田侑樹選手の引退の発表もありました。
今年の全日本選手権を最後に現役引退とのことです。
長い間お疲れ様でしたm(__)m
奥さんと赤ちゃんから花束の贈呈が(近くで撮るためにアングルは犠牲となりました)。
花束贈呈の後は選手たちのファン対応となったので、サインを貰いに行く人もいれば帰宅する人も、という感じ。
ここではチキンぶりを発揮し何もせず帰るという(笑)
実際凄く近くに選手がいるので、話しかける勇気さえあればシチズン選手であればサインコンプリート出来たと思います。
アウェイなだけあり琉球側は試合終了後すぐに帰る準備になどをしていたので、こっちは少し勇気がいるかな。
それでも、一般人と選手は全て同じ通路を使用していたのでサインを貰ってる人もいたんじゃないかな?
まとめ
結果としては、大満足でした。
出場選手のレベルは高いし、何より距離がすご~く近いので臨場感バリバリです。
試合後のプレゼントも豪華だし、ファン対応も選手との距離が近いからサインなどを貰いに行きやすい。
なにより観戦無料!!←しつこい(笑)
強いて欠点を上げるとすれば、試合後のファン対応にはアウェイ側チームゾーンを作成してほしかったかなぁと。
あとは、超満員のため選手・観客含めてトイレなどの移動が大変そうだったので、移動用通路の確保も出来ればなお良し、と言ったところでしょうか。
シチズンのホームマッチならではの部分も多くあるんですが、観に行ける範囲でホームマッチが開催されている方は是非一度足を運んでみることをオススメします!
現場からは以上です!
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