メーカー11社合同試打会に潜入! in ITS三鷹卓球クラブ

用具レビュー

先日の4/14(日)にITS三鷹卓球クラブで行われた卓球メーカー11社合同の試打会に参加してきました!

会場となるITS三鷹卓球クラブは「日本卓球界の父」である荻村伊智朗氏によって設立された日本初の会員制卓球クラブで、30年以上の歴史があります!

詳しくは公式HPをどうぞ!

ITS三鷹卓球クラブ
国際卓球連盟の会長として卓球の普及に努めた“Mr卓球”こと荻村伊智朗氏により東京都三鷹市に設立された日本最初の「会員制卓球クラブ」です。

実は同様の試打会が去年の9月にも行われていて、そちらも参加しています。


普段打たないような用具(新商品も含む!)を無料で沢山打てるイベントで、今回もとても楽しむことが出来ました!

皆さんの気になる用具の情報が見つかるかも!?

試打会の簡単な仕組みについて

試打レビューの前に、今後参加される方の参考になるように「試打会の流れ」を簡単に書いてみます。

今回は10:00~12:00・13:00~15:00の2部制(出入り自由)になっており、どちらに参加するかをメールなどで事前に予約する必要がありました(両方に参加するのは✕)。

当日に会場の受付で名前確認をして、終了ギリギリまで好きな台で試打を楽しめる、という感じ。
受付ではITS三鷹スタッフの織部さんとおしゃべりも出来ます(笑)

試打に関する簡単なアンケートに答えるとガラガラ抽選会にも参加でき、ハズレは無しでラバー・ウェア・ラケットケースなどが当たります。

それでは、以下試打用具のレビューなど(配置台別)となります。

試打レビュー(新商品なども含む)

JOOLA(ヨーラ)

最新のZLC系ラケットなどにゴールデンタンゴ・ライザーシリーズを貼ってあるものがほとんどでした。

ヨーラジャパンの社長さんとヨーラ社員の倉富さんが試打についていましたね。
ゴールデンタンゴで打つ倉富さんのループ、軽く打ってるのに回転量ヤバかった・・・

エナゴン:スーパーZLCがアウターに配置された5枚+2枚。ガッチリしていて飛ぶなぁという印象。

ノビリス:ZLC入りの3枚+2枚。ガッチリしていて飛ぶn(ry

エアーカーボン:とにかく軽い。しかもほとんどが71.2gらしい(本社が検品してる模様)。そこから外れたラケットはどうなるのか・・・

ゴールデンタンゴ:やはり非常にユニークなラバー。楽に回転がかかって上にグィンと上がる。ただブロックされるだけでも台についてから上に跳ねてくるという異端さ。球質で攻める人には持ってこいのラバー、重いけどね。

ライザープロ50:スポンジがカチカチで素直に前に飛んでいく印象。硬さから扱いづらさはあるが、バランスタイプでミートも良し。ライザー48/43と(確か)シートもスポンジも若干ものが異なり、スポンジの気泡も小さかった。
今度出るライザープロ45は、これの45度スポンジとのこと。

ライザー48:ライザープロ50と同じバランスタイプでやや直線弾道。48度ほど硬さは感じなかったかな。飛びは良い。

TIBHAR(ティバー)

ティバー台にはサンエイの社員さんが2名ほど。

目玉はやはり”サムソノフが100時間試打したラケット”こと「フォルティーノプロ」と、「ハイブリッドK1J」でしょう。

フォルティーノプロ:新素材ダイマーニをアウターに配置した5枚+2枚のラケット。特徴はスウィートスポットの広さ、かなり端っこに当たってもちゃんと飛ぶ印象。サムソノフが使ってるということで7枚的な打球感かと思いきや、柔らかく扱いやすいタイプの特殊素材っぽい打球感。ラケット自体も軽くて回転・スピードが楽に出せるタイプ、正直意外。「硬いラバーを使いたいけど使いこなせるかなぁ・・・」って人にはピッタリの中級者向けラケットに感じた。
一応シリーズもので、フォルティーノ パフォーマンス/フォースも存在。

サムソノフフォースプロブラックエディション:「サムソノフフォースプロの扱いやすい版」ってことになってるけど十分飛ぶ。少なくともフォルティーノプロよりは飛距離出る。打球感は柔らかめの木材なんだけどかなり飛ばせて威力も出るから、人気な理由も頷ける。
どうでもいい情報だけど、サムソノフフォースのSTグリップ、異常なくらい四角い。

エボリューションMX-P:球持ちが良いラバーでやっぱり良作だなぁと感じる。ミートした時に真っ直ぐ飛んでくれてコントロール性能が高いので、スピン系テンションでミートもしたい人にはオススメ。

エボリューションMX-S:確かに打球感は硬いけど「カチカチ過ぎて扱えない」ほどではない。回転もかるしスピードもよく出るけど、上級者向けだなぁ。

ハイブリッドK1Jゆうさんの動画で気になった人も多いはず。日本向けに作られた微々粘着テンションラバー。52.5度でカチカチと思いきや全く硬くない。ただスポンジが潰れきる感触もない凄く不思議な打球感のラバー。感覚が手に伝わりづらいので、チョリドラとかをするより正直全部食い込ませてドカンと打つ方がいい。すると、なんか知らんけどかなり重い球が出る。威力の出るラケットに合わせるのをオススメしたい。軽打は微妙でラバーも少し重いから、中級者以上の強く打てる人で粘着デビューとかに良いかな。
ちなみに、確かに勝手に弧線が出るんだけど、ゴールデンタンゴみたいな不自然な弧線じゃなくて「食い込ませれば楽に弧線が出てくれるね!」程度のもの。

YASAKA(ヤサカ)・DONIC(ドニック)

ヤサカとドニックは同じ台で、社員はなし(前回はDONIC台があって瀧澤社長がいたはず)。

ヤサカは気になる商品は特に何もなかったけど、ドニックはやっぱり「ブルーグリップ」だよね。

馬林エキストラスペシャル:翔龍・ラクザ7が貼ってあったけど、ポコポコ系で想像より使いやすい印象。ただスウィートスポットは狭めな印象を受けた。

オフチャロフNo.1:ZLC系のアクリルカーボンをインナーに配置した5枚+2枚。打球感は柔らかめで良く飛ぶ。値段が2万もしなかったら売れそうだけど・・・
ちなみに、兄貴分のNo.1センゾーの方はスーパーZLC系でお値段約35000円😅

ブルーグリップR1/V1:ラザンターと逆でRがスピード重視の微粘着、Vがスピン重視の強粘着(ややこしい)。どちらも粘着はやや強めで、スポンジはRは気泡大きめ・Vは小さめ。打球感は両方硬めで(比べるとVの方が少し硬め)、楽に良い球が出るタイプじゃないので両方フォア向けのラバーに感じた。飛距離・スピードは出る。受け手のITSのコーチ曰く「Vの方が台についてから粘着らしく球が伸びる」らしい。

BUTTERFLY(バタフライ)

バタフライの社員さんが1人が台につく形で、ちびっ子たちの人気はダントツNo.1。

水谷隼ZLC×ディグニクス:水谷をしっかり打ったことなかったんだけど、こんなに飛ぶのね・・・ディグニクスに合わせると勝手に物凄い球が出るけど、速すぎて自分の戻りが追いつかない(笑)
ディグニクスってコントロール重視のラケットよりも、こういう飛ぶラケットを使って前陣勝負した方が活きると感じた。バタフライ社員さんも「アウターの方が合う」って言ってたし。

ビスカリア×ディグニクス:さすがに水谷は飛びすぎて上級者仕様すぎるので、一般プレーヤーならビスカリアとかが回転・スピード・飛距離が高次元でバランス取れてると思う。この組み合わせ、かなりいいぞ。ディグニクスはテナジーより回転をかけて球を止めやすいので、このくらいのラケットの飛びがバランス良いと思う。

STIGA(スティガ)

前回同様、日本を代表するカットマンの塩野さんが台についています。

カット打ちを体験できたり、普通に技術的なアドバイス貰ってる人もいました(笑)

表やカット用の組み合わせが多く、試打したのは1本だけ。

ダイナスティカーボン:やはり重い。平均重量95gは伊達じゃない。打球感はやや硬めの木材なんだけど、球の走り方が素材のそれ。かなり直線的で良く飛ぶ。ミートもドライブもいけて威力も出しやすいので、振れる人には良いラケット。どんな構造的な秘密(TeXtreme+についてとか)があるのか聞ければ良かったんだけど、塩野さん人気で叶わず。

NITTAKU(ニッタク)

社員さんが1人ついて、マシン打ちのみ。

マシンはTSPの「スピンメイト」と工場同じなんじゃないか説が私の中で出ている新マシン「ロボピン」でした。
基本上回転打ちのみだったんで気持ち良く試打出来ます(笑)

キョウヒョウプロ3ターボブルーが色々なラケットに貼ってありましたね。

トルネードキングスピード×ターボブルー
個人的に「仮想水谷隼ZLC」だと思っているトルキンスピードですが、ターボブルーと合わせると大分球が速い。回転もかかるけど、硬くて結構な上級者向け。ゴリゴリドライブ型よりもミートも使っていくタイプには好まれそう。

アコーステックカーボンインナー×ターボブルー
「ミートもする、伊藤美誠みたいなプレーがしたいなら!」とニッタクの社員さんに勧められたのがこの組み合わせ。カーボンインナーは初めて打ったけど、想像以上に木材。回転をかけた時は顕著でグッと持ってくれて安心感◎。ただ、ミートは真っ直ぐバーンと飛ぶ感じが弱いので微妙、ネットにかけやすい。ミートのときの打球感はカーボンだったけどね。

馬龍カーボン2×ターボブルー
インナーにFEカーボンという組み合わせの馬龍カーボン2だけど、こいついいぞ。上板に硬い木材を使ってるみたいで打球感はやや硬めなんだけど、作りのバランスの良さからか、ミートもドライブもなんでもござれって感じ。ミートはトルキンスピードと同じような感覚で気持ち良く弾けて、ドライブはこっちの方がヘッドが回りやすく回転がかかってキュッと沈む。「馬龍5の素材入り進化版」ってイメージの良いラケット。
それでもターボブルーに合わせるならしっかり振れる人じゃないと・・・って感じだけどね。

VICTAS(ヴィクタス)

社員さん2人体制で、こちらもバタフライほどではないがチビっ子人気が高い。

ZX-GEARシリーズ×V>15エキストラと、VJ>07シリーズが置いてありました。
VJ>07シリーズは打ったことありますがレビューするほどのものじゃないのでパス。

ZX-GEAR FIBER:ゼクシオンはザイロン系の素材なんですが、他メーカーのザイロン系のラケットよりも3種類とも打球感が柔らかくコントロールしやすい印象。特にゼクシオンファイバー単体のこいつはかなり扱いやすい。飛距離も出ないわけじゃない。定価10000円なんで絶対売れる。

ZX-GEAR IN:カーボンが織り込まれてるのでFIBERよりは打球感が硬めになってるが、まだ扱いやすい部類。最近の硬めのスピン系テンションを使いたい層には合うだろね。弾みもしっかりある。インナーフォースから乗り換える人も出そう。

ZX-GEAR OUT:「水谷隼ZLCを少し使いやすくしたラケット」って印象。弾みは良いから破壊力抜群だし、そういうのを求めてる層向け。回転とスピードのバランスを取りたいならINで、台上はそこそこにラリーでの破壊力重視ならOUT。

MIZUNO(ミズノ)

台にはミズノ社員の橋爪さんがついてくれていて、Q5を沢山打てました。

橋爪さん、Liliとか王国のQ5の動画だと凄くかしこまってるから真面目そうな感じの人かと思ったら、ウェイ系とまではいかないけど、場を盛り上げてくれそうなタイプの人っぽくて少しギャップが(笑)

Q5:やや柔らかめで飛ぶ印象は相変わらず。あと音が良い。回転は良くかかるけど、ツッツキは普通というかキレがあんまりなかったから、台上でチャンスメイクして~ってよりもラリー向け。フォルティウスFTに合わせると破壊力抜群でワンコース最高だった。あまり飛ばないフォルティウスFTライトに合わせても違和感なかったので、飛ばないラケットを使ってラバーで飛ばしたいって人にもQ5アリ。

雑感

気づいた人もいるかもですが、今回の試打会ではJUICとandroの台には行っていません。

JUIC(社長と社員さんの2人体制)はノイバウアー系のアンチ・粒が多く門外漢過ぎるため敢えて行かず、androはまさかの台に気づかずタイムアップ・・・
意外と2時間てあっという間に過ぎちゃいます。

androは濱川さんを含めて社員2人体制で、聞いた感じは展示会と同じくヘキサーグリップ/パワーグリップと新商品のSFXがメインみたいでした。
濱川さんのYG受けたかったのに・・・

当日打ってないのでアレですが、ヘキサーグリップシリーズはどれもかなり良いラバーですよ!
しっかり引っかかるスピン系テンションで値段も定価4500円とかなり安いので、個人的にはパワーグリップSFX・グリップは初中級者にかなりオススメ出来ます。

この試打会は普段打てない用具を沢山試せるのはもちろん、メーカー社員がいる台では商品について詳しい話が聞け、さらにカタログの他にもボールやサイドテープなどの小物も貰える場合があるので満足度はかなり高いです。

あとITSのガラガラ抽選会もあるので、もはやちょっとお金取ってもいいレベル(笑)

オマケでこんな掛け合いも見れます(笑)

今回は午前と午後の2部制だったので、1部制だった前回の混雑具合が解消され、スタッフの方々もお昼休憩がちゃんと取れているようで「上手く改善したな」と思いました。

ITS三鷹卓球クラブには是非また合同試打会を開催してもらいたいですね。
ありがとうございましたm(_ _)m

コメント

  1. とやま より:

    試打感想拝見させていただきました。
    ヨーラのエナゴンを買おうかどうか迷っていて、試打した感想をさがしまわってたら、ここへたどりつきました。
    卓球王国のレビューでも飛ぶ印象。とのことで、ただただ飛ぶだけだと扱いづらくて使えないラケットなのか?と思っています。
    結構前の記事なので覚えていないかもしれませんが、よかったら、エナゴンについてもう少し感想を教えてもらえたらと思いました。

    • しろや しろや より:

      試打会ではゴールデンタンゴが貼ってあって、あまり一般的なラバーと合わせたときの感想を言いづらいんですよねぇ(笑)

      材質的にスーパーザイロン系なので弾みに関してはかなりあります。
      ですが従来の特殊素材のように硬くカチカチした感じはあまり感じずしなやかな打球感です。

      台上やサーブなどで弾んでしまうので、そういったところは自分の力量でカバーできる人で弾みを全体的に上げたい中上級者向けですね。
      打球感が硬くないので中国ラバーに合わせたらもしかしたら面白いかもしれません。

      • とやま より:

        なるほど。お返事ありがとうございます。
        僕は、卓球を大人になってからはじめて、趣味で仲間内でやっています。未経験でも仲間を増やそうと日々普及活動をして、遊べる人を増やそうとしています。
        実際には、一通りの回転をサーブでだせたり、レシーブもわかりやすく出してもらえば、回転に対応は出来る程度。部活動の経験者には全然かなわないです。
        中級者にも満たないだろう実力で今は七枚合板のクリッパーCRにスピンテンション系をあれこれ試して遊んでるのですが
        そのうち特殊素材をさわってみたくて、好きな緑色が配色されたエナゴンが気になっていました。
        とりあえず、いまのまま遊んで、エナゴンの試打をする機会を見つけて、試してみてから考えたいと思います。

        • しろや しろや より:

          そうなんですね!
          卓球はいつ始めても遅くないですし、生涯スポーツですからナイスチョイスです(笑)
          聞いた話でも、30代から卓球を始めて今では地域の大会で入賞するレベルになったレディースの方がいます。

          エナゴンは特殊素材ラケットの中でも上級者向けの扱いづらいラケットなので、デザイン重視で選ぶにはなかなか勇気が入りますね(笑)
          あと高いですし。
          他の緑色の特殊素材なら、ヤサカのリーンフォースHCとかがありますね。
          インナーではありますがガチガチのカーボンなので、「特殊素材らしいラケット」ですね。

          • とやま より:

            やはり、上級者向けの難しいラケットなんですね。
            しかし、来る日も来る日もエナゴンのことが頭を離れず、ヒマさえあればエナゴンを検索してしまっています (笑)これはもう、買うしかないと思ってます (笑)

            腕はないけど、欲しいラケット買ってモチベーションあげようかとおもいます。
            ラバーもまた迷うことになるんだろうけど・・・。

            利用者がいなそうなラケット、自分のアイデンティティとして、エナゴンにチャレンジしてみます (笑)
            お店にも普通には置いて無くて、頼まなくちゃならないみたいなのでそこらへんもちょっと思い入れのあるラケットになればと思います!
            買うと決めたらなんか俄然やる気が出てきました (笑)
            アドバイスありがとうございます!

          • しろや しろや より:

            趣味でやる卓球ならどんな用具・どんなプレーをしようとその人の自由ですからね。
            最終的には自分の気持を一番優先するのでOKだと思います!
            エナゴンを携えて、これからも頑張ってくださいね