さて、スティガが日本法人を立ち上げたことで、海外限定販売となっていた多くの商品が日本で発売させることとなりました!
ラケットと小物類の増加が特に顕著で、ラケットのグリップはほぼ全てにST,FL,PEN,AN,LGグリップが展開されています。
地味にスリムグリップ(SSTR,SFLA)は廃盤になってしまったので、細いグリップ好きには悲報だったかも知れません(笑)
そして、タイトルにもある通り、今回レビューするのは、新発売されたスティガのシューズ「アジリティ」になります。
画像を見て驚きました!
(;・∀・)「アウトソールがアタックEXカウンターと一緒やんけ!!」
丹羽孝希選手の使用実績を筆頭に、新カラーのリモージュ×チェリートマトの登場で再び最も人気なシューズの一つとなっているアタックEXカウンターですが、定価10000円+税ということで、決して安くない。
それに対してアジリティは定価5200円+税とほぼ半額!!
( º дº)「これは買うしかねぇ!!」
ということで即購入したんですが、その性能は如何に・・・?
実物を見てビックリ・・・
箱は一般的な靴の箱と同じでちゃんとしてます。
微妙に画像に写してますが、型崩れ防止用・傷防止用としてSTIGAロゴの入った包装紙が使われていました。
細かい縫い付け部分の粗さは若干ありますが、生地自体も厚手でとてもしっかりしていて、すぐダメになりそうな感じではありません。
……ここで気づいた人もいるかもしれませんが、アタックEXカウンターは前陣での動きやすさを重視して比較的薄底で、アッパーにも人工皮革を採用して軽さを考慮しています。
それに対してアジリティのアッパーは、アタックハイパービートSP2と同等以上厚さの合成繊維製で、靴底もアタックEXカウンターよりも厚手(標準程度)です。
実は私、アジリティの前はアタックハイパービートSP2、さらにその前はアタックEXカウンターを使用していたのですが、その時にシューズの軽量もしていたんです!
《片足での計量》
・アジリティ 274g
・アタックハイパービートSP2 208g
・アタックEXカウンター 247g
《靴底の薄さ》
ハイパービート(薄手)<<EXカウンター(やや薄手)<<<<アジリティ(やや厚手)
靴底の厚さについては重量の通り、軽いほど薄くなってる印象です。
アタックEXカウンターについてはアウトソールが特殊なので少し重くなりやすいようで、重量よりは素足感覚ではありましたが、一番優れていたのはアタックハイパービートSP2でしたね。
アタックEXなカウンターに、そっくり・・・?
あんまりアタックEXカウンターに似ていない疑惑が私の中でポツポツと湧きあがってきましたが、あのソックリだったアウトソールはどうでしょうか?
確認せねば・・・(^-^;
足裏外側に付いているオレンジ色の(アシックス風に言えば)コンタクトエッジ部分を見てください。
分かりづらいんですが、塗りムラがあります。実を言ってしまうとアタックEXカウンターにも新品の段階で塗りムラがあったんですが、少し残念かな。
しかーし、もっと残念というか、不良品レベルだったのがコイツ(*_*;
アタックEXカウンターのアウトソールには空気穴が3つ空いていて、このアジリティもそれをパクッているわけなんですが・・・
なんと、3つ中2つの穴がしっかり空いていない( ^ω^ )
しかも両足で4個/6個の穴が空いていないと言うね・・・
さらに、空気穴部分のハメ込みが上手くいっておらず若干ズレてる・・・
アッパー部分が思った以上にしっかりしていたのでアタックEXカウンターとは似ていないものの“リーズナブルな良いシューズ”という評価はしたかったんですが、アウトソールの出来がお粗末でしたねー
穴に関しては、仕方がないので自分でカッターナイフでブチ空けてやりました(‘ω’)
時間があれば返品交換してもよかったんですが、すぐ使いたかったもので。
あと、アタックEXカウンターより土踏まず部分の空気穴が小さい、足裏内側部分のゴム無し部分が大きい、という違いがありました。
それ以外はほぼ同じです。細かい意匠まで結構正確にパクってます。
ただ、なぜかインソールに関しては似せる気なし(笑)
兄弟シューズ「ライナー」について
ちなみに、アジリティと同時にリリースされた「ミ〇ノのウェーブド〇イブ」をパクっていると話題の格安シューズ「ライナー」についても私は実物を確認できましたんで軽い感想を。
値段が5000円+税ということでしたが、なんと「STIGAロゴのシューズ袋付き」( ^)o(^ )
なんでもっと値段が高いアジリティには付けてくれないんや・・・orz
作りはアジリティ同様しっかりしていて、〇ズノをパクってるだけあり、アジリティよりも少し横幅がスリムに感じました。
アウトソールもアジリティと違い色付けする箇所がないので、かなり綺麗に見えました。
生憎、履くことは出来なかったんでライナーのレビューはこれだけですが、こちらは値段以上の品物に感じましたね。
アジリティ 使用感想
アウトソールの出来の悪さで少し萎えてしまいましたが、気を取り直してアジリティの使用感想を書いていきます。
まず横幅は標準的なシューズという感じで、アシックスのアタックハイパービートSP2よりも若干広いかな?という程度。
足の高さについても標準的で、個人的には問題なし。
そして、実際に使ってみた感じたのが。
( ˘•ω•˘ )「正直、アウトソールの形状以外はアタックEXカウンターとは全く別種のシューズ」
↑でも少し述べたように靴底が標準的でしっかりしていて、履いた感じはかなりガッチリした印象で素足感覚シューズでは無いです。良くいえば「クッション性が高い」ですが。
重さは前のシューズと比べて重くなっているものの私自身がシューズの重さに無頓着のため、特別フットワークが重くなったとは感じませんでした。
それよりも少し気になったのが「滑り」です。
アウトソールのゴムの材質がEXカウンターよりも硬く、新品でも若干ですが滑りが少しだけ感じられます。
まだ使用してから少ししか経っていないので耐久性については謎ですが、ゴムの硬さから、ミズノ・アシックスのシューズのようにアウトソールのゴムがガシガシ削れていくと言うよりは、卓球ラバーのようにドンドン引っかかりが落ちていくタイプの気がします。
特に不満に思ったのは、アウトソールが硬いために、フォアハンド時に右足の親指の左側面が地面に着くように寝かせて踏ん張る時です。
普通のシューズは、その時に踏ん張れるようにゴムが変形してグリップしてくれます。
しかしアジリティの場合は、ゴムが硬くてアウトソールが変化しづらいため、地面を面で捉えることが出来ず、滑る時があります。
ここら辺の“シューズとしての質の違い”が、シューズの本質的な価格差を表しているのかなのかな、と感じましたね。
まとめ
以上がアジリティのレビューとなります。
まず、アタックEXカウンターとは別物のシューズですので、「EXカウンターの廉価版」と思って買うと痛い目を見ます。
ですが、”質の悪いシューズ”ではないため「アジリティのデザインが好き」「安くてしっかりしたシューズが欲しい」という人にはオススメできます。
アシックス製品と違いネットなら3割引で購入できるのがさらに更に大きいですね。
個人的には「どの程度アタックEXカウンターをパクれているのか」を知るために購入したのですが、「何そのシューズ、見たことない!」と声をかけられることが多いので、「人と違うシューズを使いたい」という人にもオススメですかね(笑)
ただ、ジェットインパクト、ホープアクト、レゾライントライネックスなどの同価格帯シューズと比較するとどのような評価になるのかについては、使用経験が無いためよく分かりません……
ここら辺のシューズは使用者がかなり多い印象で悪い噂も聞きませんので、冒険したくない人は↑に挙げたような大手メーカーの格安シューズで良いと思います。
色んな意味で”マニア向けシューズ”と言えそうなアジリティですが、私はしばらくコイツを相棒にしてやっていく予定です。
使用してきて何か気づくことがあれば、この記事に追記していこうと思います!
オススメ関連商品 (・ω・)/
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