以前こんな記事を書きました。
この記事を読んでもらえれば分かるように、私はバック面をオメガ5プロからファスタークG-1に変更しました。主な理由としては、ファスタークの方が軽い力で弾んでくれるため「当てれば返せる」ということが多く、またミート系などもやりやすいからです。
ですが最近の練習で、私よりも遥かに強い人から「フォアは結構良い球が来てるけど、バックが全然振れてないからラリー中もバックに送れば次球を狙えちゃうし、サーブも巻き込み主体だから強い人なら2球目からバックにフリックしたりして、バックを集中砲火してくるよ。フォア主体なら、バックで決め球になるような強い球は打てなくてもいいけど、ある程度は振れるようになっとかないと厳しいよ。」というアドバイスをいただきました。
まさに自分が思っていたことをズバリ言われたため、
(`・ω・´)よし、もっとバックを振る練習をしよう!!
と思って最近は練習をしていたのですが・・・
全然安定しない・゚・(ノД`)・゚・ウェーン
自分なりの分析だと、私のバックハンドのインパクトが弱いため、やや硬め&球離れ速めのファスタークG-1ではコントロールが難しかったり棒球になったりしてしまう。
また、試合では練習のようなちゃんとしたドライブではなく「ブロックとドライブの中間」のような中途半端な打ち方になってしまうことが多々あるんですが、その球が真っ直ぐ飛びすぎてネットミスしてしまうことが多い。もう少し勝手に弧線が出来てくれれば良いんですが・・・
フィジカルトレーニングなどでスイング力をつけるという手も勿論あるのですが、これを読んだ方の多くが
インパクトが足りてないなら、もう少し軟らかいラバーにすりゃいいじゃん( ̄ω ̄;)
と思ったことでしょう。が、ブチ切れツッツキ、カット性ブロック、ビタ止めストップなど色々な台上技術を使っていきたい自分としては、簡単に弾みすぎてしまい球のキレも低下する軟らかいラバーには、できることなら変えたくない(`‐ω‐´)←
そこで導き出した結論が・・・
ラケットを今までより少し軟らかい打球感のものにし、バックは47.5度のスピンテンションでも球持ちの良い物にする
というものでした。
早速ラケットをフォルティウスFTからインナーカーボンのものに変更。
そして、この条件に該当するラバーと言えば、オメガ5プロ!!
↑の記事で「ラクザXはドライブを振っていく人には良い!」みたいなことを書いているんですが、ラクザXのシートで打っているような打球感が、私にはインパクトが弱くなる”細かいボールタッチ”の際の感覚が鈍くなってしまうと感じるので選択しませんでした。
ということで、直近ではファスタークG-1とオメガ5プロを貼って打ち比べをしていました。前置きが長くなってしまいましたが、その検証結果をこれから書いていこうと思います!
以下、ファスタークG-1=G-1、オメガ5プロ=5プロと表記します。
基本スペックの比較
コスト:G-1 < 5プロ
G-1は6480円(税込)、5プロが5616円(税込)ということで、G-1の方が高いです。しかし、ファスターク系は通販などでしょっちゅうセールが行われているので、そのセールを上手く活用すれば値段の差はそこまで大きいものではないと言って良いかも。
卓球の通販については以前記事を書いたので、良かったら読んでみてください。
回転量:G-1 ≦ 5プロ
これはほとんど大差ないと感じましたが、5プロの方が軟らかめで回転がかけやすいため、インパクトが弱い人ほど5プロの方が平均の回転量は多くなると思います。
また、引っかかりに関しても5プロの方が若干上に感じます。が、これは打球感の軟らかいから私レベルだと5プロの方が引っ掛ける技術がやりやすいために、そう感じるのかも。実際に知り合いの強い方は「G-1の引っかかりはかなり強い。5プロより引っかかる。」と言っていたので、使用者の卓球のレベルによって意見は変わってくる可能性があります。
ただ、G-1の方が硬いので球にキレが出しやすく、深く差し込むツッツキなどはG-1の方が厳しい球が出せます。
弾み:G-1 > 5プロ
5プロの方が飛距離のコントロールはしやすいんですが、弾みの最大値となるとG-1の方が上ですね。また、G-1の方が軽い力で飛距離もスピード感も出せます。ピッチの速さ重視の人はG-1、安定感重視の人は5プロですかね。
<上級者の感想>
G-1:弾み・弾きが良いので簡単に深くて速い球が出せる。
5プロ:球持ちが良いので安定するし、球の長短も付けやすい。
<初級者の感想>
G-1:簡単に飛んでくれるけど硬くてコントロールが少し難しい。
5プロ:しっかり打たないと浅い球になってしまう。
使用者のレベルによって、たぶんこんな感想になりやすいと思います。
ファスタークG-1についての感想
5プロと比較すると打球感は硬めですし弾きも強いです。それゆえに、ピッチを追求するようなプレーや弾くプレーは非常にやりやすいです。
ただ、私レベルですと、通常のドライブの打ち方のままラバーの特性に合うようピッチを上げると、インパクトの強さが足らず安定感が落ちます。また、相手からすると「速さはある程度あるけど、思ったほど回転量は多くない」とのことです。それに加えて、やりやすい弾くプレーは私がバックの技術で最も苦手とするものなので、実際の試合ではバックスマッシュや台上での弾くバックフリックなどはほぼしないという・・・
やりづらい技術は無かったのですが、正直「私だとラバーの性能を生かせていない」という感覚がとても強く感じられました。強い人ならもっと凄い良い球が出るんだろうな、と。実際に私の知り合いの激強シェーク両ハンドマンはフォアがテナジー05、バックがG-1という組み合わせなのですが、バックハンドがフォアよりも回転がかかっていてブロックが吹っ飛ばされることも多く、またコンパクトスイングでピッチも速いためにノータッチもしばしば。私が弱いっていうのもありますけど、「上級者がG-1使うとこんな球が出るのか」と驚いた覚えがあります。
・こんな人にオススメ
台上処理や弾くプレーだけであれば、そこまでインパクトの強くない人でも良い球が出るのでオススメ。ドライブ系技術に関しては、やりづらいわけではないがスイング力が求められるので、上級者でなければラバーのポテンシャルを発揮しきることは難しいかな。
オメガ5プロについての感想
G-1と同じ47.5度という硬度になってますが、こちらの方が球持ちが良い。軟らかいというわけではないので台上がポワンと浮いてしまうことも少ない。
G-1と違って、当たったら勝手に弾いてくれるわけではないので、しっかり振る必要がある。下手だろうがまずしっかり振る。インパクトが弱く打法がしっかりしていなくても、しっかり振ると弧線を描いてとりあえずはネットを越してくれる。飛距離が出やすいラバーではないからオーバーミスすることも少ないのでスイングをセーブする必要もあまりない。
・こんな人にオススメ
自分のようなバックの下手な選手で、かつ台上のやりやすいラバーを求めている人にはピッタリではないかと感じた。ただ、硬さはあるので「初級者にもオススメ!」というわけではないので注意。
このラバーでバックハンドをしっかり振るという技術を身につけて、バックの球の質をもっと高めたい人はG-1などに移行した方が、初めから無理にG-1を使ってミスを量産するよりも卓球の上達にも繋がると感じました。
結局、バックのラバーは・・・
決めました、バック面はまたオメガ5プロに戻します!!
ドライブよりも、ブロックや台上のやりやすさなどでラバーを選ぶ場合はG-1のままでも良かったんですが、バックもしっかりドライブを振れるようになろうと思ったら、自分レベルではG-1は背伸びし過ぎでした。
台上のやりやすさがありつつドライブも打ちやすい5プロの方が、今の私には合っていると感じます。
<今までの自分>
台上>レシーブ>ブロック>ドライブ>>フラット系
<現在の自分>
台上≧ドライブ≧レシーブ>ブロック>>>フラット系
という感じの優先順位設定になっているため、5プロの方が総合的に考えると今の自分に合っていると判断しました。
皆さんも、ラバーを選ぶ時は、自分がどの技術を重視したいのか優先順位をつけて総合的に考えると良いですよ!
・ラケットとラバーの相性は超重要
・ファスタークG-1とラクザXを徹底比較レビュー バック面での使用についても考える
・【通販初心者必見】卓球の通販サイトの選び方
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