バタフライの超人気ラケットであるティモボルALCですが、バタフライ製品の大幅値上げに伴いネットショップでさえ16000円台と高額商品になってしまいました。
そこで今回は、特殊素材の性質の観点からティモボルALCに似てる他社ラケットを、私が10本選んで紹介しようという企画です。ちなみにシリーズ化考えてますw
そもそも、ALCってなんだっけ?
バタフライのALCとはアリレートカーボンの意味で、カーボンとアリレートを織り込んだものになります。アリレートは軟らかく振動吸収効果があると言われる素材です。同じような性能を持つ特殊素材にはアラミド、ケブラーなどがあり、ドル箱であるティモボルALCに似せようと、これらの素材で各社が様々なラケットをリリースしています。
グラスファイバーも同じような軟らかい特殊素材として挙げられますが、個人的には打球感が全然違うので今回はナシで。
以降、ラケットを紹介していきますが、メーカーやグリップデザインなどのダサさなどが悪い先入観を生んでしまうのを防ぐため、画像はナシで簡単なスペックだけ書いていきます。
例:ティモボルALC(バタフライ)
157x150mm 板厚5.8mm 定価20655円(税込)←オープンプライスのため非公式だが一応このくらい
使用実績は文句なし
アラミドカーボン使用ラケット
1.周雨3(DONIC)
158x152mm 板厚5.9mm 定価16200円(税込)
中国の若手、周雨の使用モデルで、本家よりも球を掴むらしい。当の本人は安定のビスカリア・・・
2.バウムエスプリ(DONIC)
160x152mm 板厚6.0mm 定価7344円(税込)
圧倒的コスパ!ブレードが縦長なので好みは分かれるが、ティモスピユーザーの明治の岡田選手の使用実績があるなど、性能は意外に高い。
3.カンピオーネ(TSP)
153x150mm 板厚6.0mm 定価9720円(税込)
逆にこちらは微妙にブレードが短いので、台上での取り回しなどは良さそう。使用者は聞いたことがない。
4.ベスティ(TSP)
157x150mm 板厚5.8mm 定価10800円(税込)
廃盤。当時のティモスピユーザーのために作られたラケットだとか。スペック的には非常に似てますよね。こちらも、使用者は聞いたことがない。
5.ハイブリッド(JUIC)
159x150mm 板厚6.0mm 定価15120円(税込)
上板の木材に軟らかいものを使用とのことで、扱いやすいかも。こちらも、使用者は聞いたことg(ry
6.ステランベンクソン アルファ(JUIC)
160x152mm 板厚5.8mm 定価15120円(税込)
廃盤。バウムエスプリと似たようなスペックですね。板厚が薄い分こちらの方が更にしなるでしょう。
7.ストラディバリウス(XIOM)
157x150mm 板厚5.8mm 定価?円(税込)
廃盤。XIOMは韓国メーカーらしく売れる物は高い完成度でパクって売っていくスタイルなので、非常に似てますね。木材の材質も似せているとか。
※値段を忘れてしまったんですが、そこまで高額ラケットではなかったはずで、確か税込12000円くらいが定価だったはずです。ちなみに海外だと10000~8000円程度でまだ販売されているみたい。
8.ファイバーテック・パワー(adidas)
157x150mm 板厚6.0mm 定価10800円(税込)
廃盤。大手メーカーらしく、しっかり売れるものをパクッてきましたが、アディダス用具の波が過ぎてからはめっきり聞かなくなりましたね。現在は在庫処理で安く買えるので、地味にオススメかも。
ちょっと似てる!
ファイバーテック・クラシック(adidas)
157x150mm 板厚5.4mm 定価10800円(税込)
廃盤。非常に板厚が薄く、前陣向けの軽量ラケット。打ったことがありますが、かなり軽くて木材っぽい打球感でしたね。こちらも今なら安く買えます。
リアロックス(Nittaku)
158x151mm 板厚6.8mm 定価9936円(税込)
上板のすぐ下に極薄アラミド、中芯の隣に極薄カーボンを配置するというかなり個性的なラケット。板厚などから他のラケットほどはティモボルALCと似ていないと思いますが、一応アラミドを使用しているということで紹介。
その他の特殊素材
9.アルネイド(ヤサカ)
157x150mm 板厚5.8mm 定価12960円(税込)
来年の2017年3月に発売される、ヤサカ版ティモボルALC。PAカーボンという新素材ではありますが、説明を読んだ感じ、おそらくALCと似たようなもん。新たに契約した梁靖崑使用モデルということですが、こちらも本人は安定のビスカリア・・・
10.トルネードキング スピード(Nittaku)
157x150mm 板厚5.7mm 定価19440円(税込)
ケブラーカーボン採用。上板が厚めになっているということで球持ちが良さそう。ただ値段が高いでしょ・・・
ちょっと似てる!
フライアットカーボンプロ(Nittaku)
157x150mm 板厚5.8mm 定価9504円(税込)
ケブラーカーボン採用。フライアットという名前が付いてはいますが、意外に性能は高いらしい。相性的にも「ファスタークカーボン」の方が良かったよね・・・値段も抑え目で、正直検討する価値はあるんでは。
フェミニスト(Nittaku)
159x152mm 板厚6.6mm 定価8424円(税込)
ケブラーカーボンに加えて、ニッタクの有名ギミック「スーパーコア」を採用。昔は沢山あったイメージのスーパーコア、打ったことは無いんで打球感などは謎ですが、あまり良い評判は聞かないかな。このラケットの使y(ry
フレイムカーボン(Nittaku)
157x150mm 板厚5.9mm 定価9504円(税込)
焼きラケ+アウターのケブラーカーボンという、いかにもぶっ飛びそうなラケット。焼きラケもスワット系以外あんまり聞かなくなったなぁ・・・
まとめ
今回挙げたのがほぼ全てだと思いますが、意外と各メーカーがティモボルALCと似たようなラケットを出してるんですよね。メーカーの知名度や売り出し方によってやはり差が出てきてしまいますが、まだまだ良いラケットは眠っていると思われます。
気になったラケットがあれば、是非レビューを検索するなどしてみては?用具マニアへの第一歩!
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